今日は中華食材の白きくらげを使って、デザートを作りました。

白きくらげは通常はこのように、乾燥させた状態で売られています。
きのこ類は乾燥させると旨味が増して、とっても美味しくなります。
中国人の食の知恵ですね。

乾燥白きくらげは熱湯で戻して、石突きを取ります。
そうするとこんなふうに、真っ白でプルンプルンの白きくらげになります。

白きくらげは食物繊維が多く、水溶性と不溶性のバランスがとても良い食品です。
水溶性食物繊維は小腸の吸収を良くして、血糖値の上昇を抑え、コレステロールやナトリウムを吸着して、体外に排出する働きがあり、不溶性食物繊維は便のカサを増やし、腸の運動を活発にして、便秘を解消してくれます。
またカリウムやリンの吸収を助け、免疫機能を高める働きがあるビタミンDも多く、骨粗しょう症やくる病の予防にもなります。
さらに保湿効果が高く、お肌にうるおいを与えてくれるシロキクラゲ多糖体という植物性コラーゲンや、皮膚や粘膜の健康維持に大切なビタミンB2も多く含まれています。

【今日のデザート】 白きくらげの薬膳デザート
電気圧力鍋に、白きくらげ、水、きび砂糖、塩を入れて、10分くらい加圧調理するだけです。簡単ですね。
仕上げにクコの実をトッピングしました。
クコの実は抗酸化作用が強く、アンチエイジング効果があり、病気の予防にもなります。

白きくらげはデザート以外でも、スープにしたり、サラダや炒め物、和え物に入れたりするなど、いろいろな料理に使えます。
栄養たっぷりで、美容にも健康にも良い食材で、見た目も半透明で花びらのように美しいことから、楊貴妃や西太后も好んで食べたといわれています。
こんなに優れた食べ物なら、積極的に利用してみたいですね。

コラーゲン&ビタミンDたっぷり、白きくらげの薬膳デザート

コラーゲン&ビタミンDたっぷり、白きくらげの薬膳デザート